安全校なしから半年で葛西南高校へ逆転合格~高校受験エピ②
不定期ですが今年度の受験生のエピソードを
紹介します。
初回のA君はこちら
今回はB君です。
第1章 夏休み超直前入会のB君
B君の入会は海の日の前日でした。
たしか日曜日だったと記憶しています。
<本人情報>
塾はすでに2つ経験しており、塾長や先生と馬が合わず
成績は伸びず。学校の三者面談でまずいということで
当塾にお問い合わせいただく。
成績はほぼオール2
質問が気軽にできる塾をお探しだったようです。
篠崎高校に行きたい!!
★しかし葛西工業の機械が受かるかどうかの成績です。
篠崎どころか普通科自体危うい状況・・・・
都立一本なら特に・・・・
非常に悩みました。
★しかし面談をしてて思ったのは、雰囲気的には勉強やらなそうという
第一印象でしたが、やり方、勉強習慣、指示の徹底があれば
バリバリやりそうなイメージ(運動部ということもあって
体力根性&いい意味でプラス思考)
こうしてその日に即入塾していただき、その2日後にいきなりスタート!
数学でしたが、夏休みに入るまで1回だけ因数分解をやってみることに・・・・
公式を見ないと解けない状態で展開計算はOK
ただ、おそらく中1中2の穴が相当ある雰囲気がちらほら・・・
こうして私とP1講師陣とB君との夏が開幕します・・・・
第2章 数英に絞る夏休み、自習室常連となるB君
私が夏休みのプランとして考えたのは
彼の性格を利用したプランでした。
気分が乗るとかなり進めてくれそう&単純作業を繰り返していくことは可能
最も苦手な英語はあまり大きなレベルアップを期待せず、行けるところまで行く。
中3受験生なので本来国・理・社もというところでしたが
あえて国語と社会は今までやらなかっただけで社会は好きということで
こちらでコントロールして自習室でやらせました。理科も2分野を自習室
1分野は数学授業時や質問で対応
正直ここは賭けでした。Vもぎや本番の入試にこの3科がどうなるのか・・・・
<数学>12回で中1から中3の計算分野を極める
<英語>12回で中1・中2の基礎の文法と単語を訳せるものを増やす
具体的には
数学は正負の数・文字式・1次方程式・連立方程式・展開・因数分解・√・2次方程式を分数を除いて解けるようにする。
これにより都立1番問題の(1)~(6)で30点確保
さらに2学期中間期末の基礎計算問題部分を取れるようにする。
2学期の2次関数の授業に備える。
英語はbe動詞、人称代名詞、一般動詞(現在・過去)進行形・疑問詞を
押さえる。これにより単語と相まって、なんとなく模試や学校の文章の英文が
見え始めることを狙いました。
案の定、勉強の仕方がわかり、質問もしやすくなりやることが明確になった
B君は自習室の常連に。前回の記事のA君や同じ中学校の3年生と
勉強をすることが多くなりました。夏休みの学校の宿題も含め、
毎日夜まで残ってやってました。
第3章 上がらない学校の成績・・夏の作戦は失敗か
2学期になり、数英ともに復習もですが学校の内容を追っかけるようになりましたが
まだまだ、1、2年の取りこぼしが出てきてしまい、2学期中間試験は散々な結果に
保護者にも申し訳ない結果に・・・・
正直Vもぎを受けさせるほどの力がついていなかったので11月のV模擬を照準に
まずは期末での得点アップそして自習などで基礎力を微増させていく計画にしました。
その間も自習室の常連は続き、勉強していました。
本人の中で中間より1点でもいいから5教科上げる
専科もがんばると力がこもってました。
そして11月の期末試験 少しずつ数字に表れ始めます・・・・
数学7点アップ 国語大幅アップ 英語1点アップ 理科8点アップ
社会10点アップ センかも技家や保体は70点前後とれて
少し自信がついたようです。
私としては内申は上がらないな・・・とあきらめかけてましたが
本人はいたって冷静でV模擬に向けて動き出してました。
このタイミングでB君にとって初のVもぎ受験・・・・
仮内申発表前です。内申的に言えば葛西工業機械科のB判定ライン
しかも偏差値で33とらないとそのBラインに乗らないという状況
1週間後結果がP1の教室に・・・・・点数は散々でした
得意な社会も偏差値50に届いてません・・・
しかし偏差値があと少しで葛西工業機械科Bラインに並ぶ・・・・
「葛西工業かな狙いわあ」という本人の声も出てましたが
やはり表情的に普通科にという思いはひしひしと伝わりました。
さらに気持ちは仮内申の数字に・・・・
なんと国語が1アップ!!!!他は変わらず
これが本人のモチベーションを変えていきました。
冬休み前の面談で
「推薦で橘を目指す。だめなら別のところ」となりました。
橘はスポーツ特別推薦もありますのでそちらも併せてチャレンジ!!
★スポーツ推薦対策・一般推薦対策・一般入試のための5科目対策が
B君の1月末までの任務となりました。
ここで彼の体力気力根性&プラス思考が発揮されるわけです。
さらに12月の模試で偏差値が3アップ、新内申も相まって
なんと葛西南がC判定に!!
国語偏差値9アップ(得点21点アップ)
数学偏差値8アップ(得点15点アップ)
英語はダウン
社会偏差値3アップ(得点5点アップ)
理科偏差値1アップ(得点変わらず)
第4章 冬休みの猛特訓&都立推薦入試
インフルエンザが猛威を振るう中
B君は塾の合間を見てスポーツ推薦のために体力づくり&
練習に励んでました。
私はというと推薦対策&冬休みのメニュー決めです。
夏とは方針を変え模試の判定を見て数英理国をやってもらいました。
上げやすい科目を多くやり社会は自力で2か月やるという通達。
数学は夏にやった計算部分は宿題で大量投下
そしてメインは都立1番の後半3問
確率・資料の整理・関数小問・角度・作図です。
英語は大問2のところのみ!!
理科は1分野中心で2分野の苦手なところと
計算が必要なところをフォロー
国語は推薦に必要な作文練習と読解
社会とそのほかは自習で対応
このあたりから過去問にも取り掛かり
毎日のように点数を報告してくれるようになりました。
やることが明確になり受験日が近づくにつれやる気が増すB君
でしたが、推薦と特別推薦と一般というやることが多く
日々過ごしていたわけです。
そんなこんなで、1月模試1回目の日が・・・
やはり推薦を本人が意識しすぎてた感があります。
その結果
全体偏差値一気に7ダウン
国語も9ダウン
数学も5ダウン
英語もダウン
得意な社会も5ダウン
理科は1ダウンで止まりましたが・・・・
翌日のV模擬2回目を控えた状態でこの結果はきつかったですが、
葛西南高校・葛西工業を視野に一般対策は動きます。
模試2回目の結果は
1回目よりアップしました
しかし葛西南葛西工業ともに厳しい状況・・・・
本人にも焦りが出ます。
そして推薦のための集団討論練習をへて
いよいよ推薦入試本番の日、
2日間の日程を終え、塾に来たB君。
やり切った感で「一般対策引き続き頑張る」とのこと。
推薦合否発表までの数日間、結果を気にしながらも過去問に励みます。
推薦結果はだめでした・・・・・
気を取り直して一般対策です。ここからのB君はじめ今年の中3は
一般へ切り替えて自習室占拠
毎日遅くまでやってましたね。
過去問やプリントなどやった量は過去最高な気がします・・・・
第5章 ラストスパート、入試本番 結果は?
受験校は葛西南高校に決めました!!
目標が定まると、がぜん勢いが乗った感じになり、
過去問解いて過去問点数を教えてもらう毎日
都立入試直前の日曜自習室開放にも顔を出し
いよいよ入試日
本人には230点越えればほぼ確実と
教えていました。
事前情報で、小岩や紅葉川狙いの人篠崎の人が葛西南に受けに来る
という情報もあり、逆に商業・工業・総合・産業化など倍率が低いところに
流れるかもということも教えておきました。
男子倍率1.20 女子倍率1.29 ということで、決して高くなく、かといって
楽勝なわけでもありません。
入試終了後連絡をくれたB君
国語54 数学46 社会70 ・・・理科と英語は悪かった
ここでの驚き
①数学が46点これは都立数学大問1満点!!!
②社会の点が過去問でも取ったことない数字
注目の合計得点予想230点越え!! 達成!!
そしてその後も合否日まで、自習室に来てましたね。
不安と戦いながらもプラス思考を続け、大丈夫!!と鼓舞してました。
そして合否がわかる日・・・・・3月1日
夕方近くに合格をA君とともに報告しに来てくれました。
講師たちと談笑したり後輩に絡んだり
ほっとした様子でしたね。
★今回のB君のエピソードでわかったことは
3年生で成績は変えられること
しかも年末からの急展開もありうること
プラス思考の大切さ
ラスト2か月からも逆転可能な時もあること
内申は中1・中2から上げて中3の1学期が大事
B君は中学での失敗を繰り返したくないということで
P1継続で数学を勉強しています。
高校に入ってもこの半年のことを忘れてほしくないと思います。
新2年生新3年生の皆さんP1でいっしょに勉強してA君やB君のようになりましょう!!
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