【都立高校入試】「まだ過去問解かないで!」9月・10月に『都立過去問』をガツガツ解く中3生が、本番で不合格になる理由
15 時間前
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はじめに:周りが「過去問」を買い始めて焦っていませんか?
9月も終わりを迎え、学校の進路指導やVもぎ・Wもぎの結果を見て「いよいよ本格的に受験勉強を始めなきゃ…」と焦りがピークに達する時期です。
書店に行けば『都立高校過去問5年分』がズラリと並び、周りの友達も買い始めている。それを見て、「うちの子も早く過去問を解かせなきゃ!」「とりあえず過去問を何周もさせれば点数が伸びるはず!」と思っていませんか?
ちょっと待ってください。個別指導の現場からハッキリ言わせていただきます。
9月・10月の段階で「過去問をガツガツ解く」という勉強法をやっている中3生は、本番で落ちる確率が非常に高いです。
「えっ、過去問って早くやればやるほどいいんじゃないの?」
そう思った保護者の方、受験生のみなさん。なぜこの時期の「過去問の乱発」が不合格への危険信号なのか、そして今まさにやるべき「正しい逆転勉強法」を分かりやすく解説します。
なぜ9月・10月の「過去問演習」は逆効果なのか?
結論から言うと、「今の段階では、過去問を正しく使うための『基礎体力』が揃っていないから」です。
都立高校の入試問題(共通問題)は、非常に完成度が高く、素晴らしい問題で作られています。しかし、9月〜10月の上旬時点では、以下の2つの理由から過去問演習の効果が出ません。
理由1:まだ未履修の単元(習っていない範囲)が残っている
中学校の授業は、11月〜12月まで新しい単元が進みます。数学の「三平方の定理」や「円周角の定理」、理科・社会の後半分野など、都立入試で毎年必ず出題される超重要単元を、学校でまだ習っていません。 習っていない状態で過去問を解いても、「解けないのが当たり前」です。無駄に自信を失うか、解説を見てもピンとこないまま貴重な過去問(直近5年分など)を「1回分無駄に消費する」ことになります。
理由2:基礎の穴が空いたまま解いても「答えの丸暗記」になる
過去問は「現在の実力を測る健康診断」であり、基礎を固めるための「筋トレ」ではありません。 計算ミス、基本用語のド忘れ、英語の基本文法ミスがある状態で過去問を解いても、「〇点だった、やばい…」「問3の答えはウだった」で終わってしまいます。同じ問題は二度と出ません。穴が空いたバケツにいくら水を注いでも溜まらないのと同じです。
では、9月・10月に『絶対やるべきこと』とは?
「じゃあ、この秋は何をすればいいの?」と思いますよね。 都立高校合格に向けて、9月下旬〜10月にやるべきことは明確に2つあります。

① 最優先!「2学期の中間・期末テスト」で内申点(素内申)を1つでも上げる
都立高校入試の総合得点(1000点満点)のうち、300点分(約3割)は「調査書点(内申点)」で決まります。 しかも、合否に使われるのは「中3の2学期の仮内申」だけです!(1・2年の内申や、中3の1学期の内申は直接関係ありません)。
10月はまさに「中間テスト」「期末テスト」の直前・対策期です。
実技4教科(音楽・美術・保体・技家)の内申は「2倍」に換算される!
内申点が「1」上がるだけで、当日点で約4.6点分のリードになる!
今、過去問に時間を使うくらいなら、11月中旬の期末テストが終わるまでは「学校の定期テスト対策」に全力を注ぐのが、最もコスパが良い都立合格戦略です。
② 模試(Vもぎ・Wもぎ)の「失点分析」と「弱点補強」
過去問の代わりに解くべきなのは、すでに受けたVもぎやWもぎの「解き直し」です。
模試の結果が返ってきたら、点数や偏差値(S判定・A判定など)に一喜一憂して捨ててはいけません。答案用紙を開いて、自分のバツ(×)を次の4つに分類してください。
【知識不足】:暗記していれば解けた問題(社会の歴史用語、理科の公式、英単語など)
【解き方不明】:問題の意味すら分からなかった問題
【ケアレスミス】:本当は解けたのに、計算違いや問題の読み飛ばしで落とした問題
【時間不足】:最後の大問まで辿り着かずに白紙になった問題
10月中にやるべきは、「1. 知識不足」と「3. ケアレスミス」をゼロにすることです。ここを潰すだけで、次の模試で20点〜30点は一気に跳ね上がります。
都立過去問の「正しい解禁時期」とステップ
では、過去問はいつから解けばいいのでしょうか? 正解は、「2学期の期末テストが終わった11月下旬〜12月」です!
学校のテストが終わり、内申点が確定したタイミングで、いよいよ過去問を解禁します。その際のステップも覚えておいてください。
ステップ1(12月):時間を図らず、大問ごとに解く まずは「数学の問1(計算問題)だけを5年分」「国語の作文だけを5年分」と、大問別に縦断して解くのがおすすめです。出題パターンと自分の得意・不得意がはっきり見えてきます。
ステップ2(1月〜本番):時間を厳密に測って50分で解く 1月に入ったら、本番と同じ時間割(国・数・英・社・理の順)で、マークシートを使って解きます。ここで初めて「時間配分」や「捨てる問題の見極め」を練習します。

保護者の方へ:この時期の「声かけ」のコツ
最後に、焦るお子様を支えるご家庭での声かけについてです。
Vもぎの結果を見て判定が悪かったりすると、つい「こんな点数で大丈夫なの!?」「もっと勉強しなさい!」と言いたくなってしまうかもしれません。しかし、中3生本人も「やばい」ということは痛いほど分かっています。
そんな時は、こう声をかけてあげてください。
「判定は気にしなくていいよ。それより、今回間違えた問題の中で『本当は取れたはずの基本問題』はどれ? そこだけ一緒に解き直してみようか」
感情論ではなく、「具体的にどの1問を拾い上げるか」に視点を向けてあげることで、子どもは安心して行動できるようになります。
まとめ:志望校への逆転合格は「10月の戦略」で決まる!
都立高校入試は、正しい順番で正しく努力すれば、秋からの逆転合格が十分に可能な入試です。
10月は過去問をお休みし、定期テストで内申点を全力で取りに行く!
模試の解き直しで「ケアレスミス」と「暗記不足」を徹底的に潰す!
過去問は11月下旬から解き始める!

































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