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都立高校入試2020年理科解説振り返りパート2

篠崎駅と瑞江駅のちょうど真ん中にある、 個別指導plus1の小山です!

前回都立高校入試理科2020の解説パート1を載せました こちら

今回は後半の大問4,5,6になります

大問4  消化酵素 中2 生物

結果1を分析

A でんぷん+水  +40度   ヨウ素液   →青紫

B でんぷん+水  +40度   ベネジクト液 →青

C でんぷん+だ液 +40度   ヨウ素液   →茶褐色

D でんぷん+だ液 +40度   ベネジクト液 →赤褐色

E でんぷん+消化酵素X +40度  ヨウ素液  →青紫

F でんぷん+消化酵素X +40度  ベネジクト液 →青

ここでポイント (教科書P.97~100)

★ でんぷん+ヨウ素液→青紫

  麦芽糖+ヨウ素液→茶褐色(変化せず)

  でんぷん+ベネジクト液→青

  麦芽糖+ベネジクト液→赤褐色

 でんぷんがだ液の中のアミラーゼにより分解され麦芽糖に変化

以上からCを見ると 

でんぷん+だ液を40度であたためるとでんぷんではなく別のものに変化

Dを見ても でんぷん+だ液を40度であたためると別のものに変化

さらにEよりでんぷん+Xを40度で温めるとヨウ素液が青紫より、でんぷんのまま

   Fよりでんぷん+Xを40度で温めるとベネジクト液が青色で 麦芽糖できず

要するにXはアミラーゼではない、別のものは麦芽糖

問1

  ①でんぷんの有無を調べたいのでヨウ素液を活用 よってAとC

  ②は上記より だ液

  ③はだ液により別のものに変化しその別のものが糖であることを示したいので、

  だ液入りとだ液なしでベネジクト液を活用 よってBとDを使う

以上より ア、ウ、ウとなる

問2 Fよりでんぷん+Xを40度で温めるとベネジクト液が青色で 麦芽糖できず

 よってXはアミラーゼではない 

   結果2をみると

  G ゼラチン(タンパク質)+水   

  H ゼラチン(タンパク質)+X  →ゼラチンが解けて液体に=タンパク質分解

   これによりXはたんぱく質を分解するもの、胃液中にあるペプシン 

  結果3より 

  ゼラチン(タンパク質)に加熱したXを入れて実験2と同じことをやると

  ゼラチン解けず つまりタンパク質が分解されない

 以上よりエ

 ★消化酵素(アミラーゼやペプシン)は人の体内で働くので体温に近い40度前後が最適なので実験3のように80度まであたためると酵素としての役割が消える(P.99)

問3 でんぷんとタンパク質の分解 P.102

  でんぷんはだ液中とすい液中の消化酵素(アミラーゼ) により ブドウ糖へ

  タンパク質は胃液中とすい液中の消化酵素(ペプシン・トリプシン) アミノ酸へ

 以上より①がイ ②がア ③がエ  ④がイ

 ★でんぷん だっ(だ液)すい(すい液)しょう(小腸)ぶ(ブドウ糖)

  タンパク質 た(んぱくしつ)い(えき)のす(すい液)し(小腸)あみ(アミノ酸)

   だ液→アミラーゼ   アミだくじ

   胃液→ペプシン    ペプシいいから

 脂肪の消化で  すい液→リパーゼ  リッパなすいか

 って覚えよう

問4 小腸での吸収 P.103

  柔毛でおおわれていることで、小腸の内側壁の表面積が非常に大きくなっており

  効率よく養分を吸収できる

大問5  中1、中2、中3化学総合

問1 物質の性質 有機物 無機物  中1化学

   有機物とは? 中1化学教科書P.84

  炭素を含み、燃やすと二酸化炭素や水ができる。焦げて炭になる(炭素ができる)

   砂糖やロウ、エタノール、プラスティックなどが

   有機物の例として教科書にあります

が正解

   活性炭に関しては消去法でいくしかないかと

問2 結果1で Dが焦げて黒色の物質が残るとあるので砂糖

   ABCのうちAが解けて、BとCは解け残りあり

   →融点の差 P.126

  塩化ナトリウム(食塩)は温度上げてもなかなか解けない(融点が800度くらい)

  しかもP.110 で溶解度曲線をチェックすると、ミョウバンはすぐ解ける

Aがミョウバン

BとCは「燃えずに白色物質が残る」とあるので、塩化ナトリウムか炭酸水素ナトリウム

 実験1の(2)でBとCを加熱して、気体を水上置換法で集める

 水上置換法=水に溶けにくい物質を集める(中1教科書P.97)

 結果1より、Bでは気体発生、Cは発生しない

 炭酸水素ナトリウムの熱分解 (中2 P.14)

炭酸水素ナトリウム=炭酸ナトリウム+二酸化炭素+水

 →気体は二酸化炭素 二酸化炭素の性質=水に少しだけ解け、水上置換か下方置換で集められる。 水に溶けると酸性を示す( 炭酸水)  (中1教科書P.95)

 よって①がウ ②は 二酸化炭素は石灰石+薄い塩酸で生成できるので ア

(中1教科書P.95)

問3 問1問2より Aミョウバン B炭酸水素ナトリウム C塩化ナトリウム D砂糖

 塩化ナトリウムの電離   (中3 イオンの章 P.22)

NaCl →Na[+]+Cl[-]   ← [ ] 内は右上に書く

問4  実験2は 20度の水100gに物質を20g入れて解け具合を調べる

 溶解度の表を見ると、20度のところで

塩化ナトリウム35.8

砂糖     203.9

 炭酸水素ナトリウム 9.6

 ミョウバン   11.4 

 つまり20度の水100gに物質20g入れて解け切るのは の2つだけ

 残った炭酸水素ナトリウムとミョウバンを 40度の水100gで考えると

 溶解度の表で 40度のところ

 炭酸水素ナトリウム 12.7

 ミョウバン       23.8

 20gを解け切るのは ミョウバンだけ よって水溶液Pはミョウバン

 ここまでは中1教科書P110~112

 40度の水溶液P120gを20度に冷やす 

 全て溶けた水溶液P120gなので 

 飽和水溶液としてのミョウバン水溶液(水100+みょうばん20g)である

 これを20度まで冷やすと 20度のミョウバンの溶解度11.4gなので20gは解けない

 よってでてくる結晶は 20-11.4=8.6g

大問6 中2物理 電流とエネルギー 

問1 グラフ作成(P.240)

結果1のAを見て 

(1V、0.17A) (2V、0.33A) (3V、0.50A)(4V、0.67A)(5V、0.83A)を

プロットして線を結ぶ。

グラフより比例なので

Aは3Vのとき0.5A流れるので

  電圧が3倍の9Vにすると0.5×3=1.5A

問2 図2は直列 図3は並列

ポイント 直列回路=電流がどこも同じ、並列回路=どこでも電圧が同じ

直列時のBの電流は結果2の直列側の回路に流れる電流の大きさより0.5A

並列時のBの電圧は結果2の並列側の回路に加わる電圧の大きさより5.0V

つまり並列時のBの電琉は表1のBの方の値より

5.0Vの時は1.25A

0.5:1.25=50:125=2:5

問3 発熱量 中2教科書P244~247

発熱量(J)=電力(W)×時間(秒)より   電力=電圧×電流も使い

電力量は結果2の表の並列側より

5.0×2.1=10.5W

ここで5分間電流を流すので5分=300秒

発熱量は10.5W×300=3150J     よってエ

問4 抵抗が大きいほど電流が流れにくい (教科書P.240)

 この時点で選択肢はアかイ

電気を流して水を温め温度を上げる

電熱線は電気エネルギーを熱エネルギーに変換  よってア

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