教育出版 国語3年 和歌の調べ 新古今和歌集 の大切なところ

July 22, 2017

こんにちは!

篠崎駅と瑞江駅のちょうど真ん中にある、個別指導plus1の小山です!
 
 
 
今日は中3生 の和歌に関する記事

だいぶ昔に読まれた和歌ですが、その時の状況、歴史的背景によって、
イメージも変わっていますので、そういったところも押さえていくといいかもしれませんね。



 新古今和歌集

和歌

 

『駒とめて 袖をうちはらふ かげもなし/佐野のわたりの 雪の夕暮れ』藤原定家

馬を止めて雪が降りかかった袖をはらう物陰も無い.佐野のあたりの雪降る夕暮れよ

 

【情景】

 

一面に雪が降りしきっている中を,馬で行く旅人が独り,夕暮れにさしかかり,袖の雪を振り払う物陰も無く,馬を進め悩んでいる情景を詠んだ歌です.果てしなく雪に埋もれた風景が続いている中にポツリと独り,馬に乗った旅人は,夕暮れにさしかかり,途方にくれています.

 

【心情】

 

情景から推察するに,馬に乗った旅人は,さぞ,心細く,困っているでしょう.「どこかに,休ませてくれる家でも無いか」とあても無いままに,望んでいるかも知れませんね.『佐野のわたりの雪の夕暮れ』という『体言止め』の技法に,「夕暮れにさしかかり困っている心情がうかがえるようです.

 

3句切れ

 

 

 

西行法師の「道の辺に 清水流るる 柳陰/しばしとてこそ たちどまりつれ」

口語訳

 

:道ばたの清流には,柳が涼しい陰を作っている。ほんのしばらく休もうとして立ち止まったのだが,その心地よさについ我を忘れて長居をしてしまったことよ。

 

情景

 

:西行法師が東北地方を目指し,夏の暑い中を旅ゆくその道すがら,そこに水の清らかな川が流れている。その川のほとりに一本の柳の木が立っており,夏の熱い日射しを遮り,日陰を作っている。西行は「しばし(ほんの少しだけ)休もう」と思って立ち止まり,一息入れるつもりであったのだが,あまりの心地よさについつい長い時間立ち止まって時を過ごしてしまった。旅の途中のささやかな出来事をこの歌に詠みこんでいる。

 

西行はそういった自然を詠むことの多かった歌人である。3区切れ。季節は夏、季語は清水。

 

 

 

玉の緒よ 絶えなば絶えね/ながらへば 忍ぶることの よわりもぞする   式子内親王

我が命よ、絶えてしまうのなら絶えてしまえ。このまま生き長らえていると、堪え忍ぶ心が弱ってしまうと困るから。

 

 【玉の緒】

 

 もともとは、首飾りなどに使われる玉を貫いた緒(を。ひものこと)のことです。しかしここでは「魂を身体につないでおく緒」の意味で使われています。「絶え」「ながらへ」「よわり」は、緒の縁語で、どれも緒の状態に関係しています。

 

【よわりもぞする】

 

 係助詞「も」と「ぞ」が重なり、「~すると困る」という意味になります。「ぞ」+「する」で係り結びになります。秘めた恋を堪え忍ぶ気持ちが弱くなって、恋が露見すると困る、というような意味になります。

 

 

 

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